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面白くなるのか?大丈夫だと思いたい BLか?BLなのか? ネズミがアルトにしか見えん。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 #01『びしょぬれネズミ』 #02『光をまとう街』 #03『生と死と』 #04『魔と聖』 #05『冥府の天使』 #06『密やかな危機』 #07『真実の嘘・虚構の真実』 #08『そのわけは…』 #09『災厄の舞台』 #10『奈落にあるもの』 #11『伝えてくれ、ありのままを』
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【お掃除しましょう♪】 歌詞:虚構の真実 ◆Ks/PopOhaQ 音源:2-304 Type3 A ぽかぽか いい天気 お目覚めですか さぁさぁ お片付け お掃除しましょう♪ B さぁ こんな日は 空をながめて 気持ち高めて さぁ 寝ぼけてないで ほらほら 窓を開けて [お掃除開始~♪] マイ☆ダーリン ∞ マイ☆ダーリン C ふたりで キレイにしましょう♪ もっと 楽しくなるでしょう? 気まぐれなHAPPYも 遊びに来ちゃうよ☆ A’ キラキラ 腕まくり 一息ついて まだまだ 終わらない とびきりの ビューティフル☆タイム うふふ♪
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南国発☆パラダイス行き 歌詞:虚構の真実 対応曲;505氏製作type1 あなたと私の パラダイス 海が呼び覚ます 愛のスタイル 輝く ビーチの乙女 ヴィーナス every day and every night I love you ☆ It s all right Hold me tight and let me see your heart 椰子の木が 揺れる街 白い壁が 眩しくて 常夏を 飛び越えて 海に広がる プリズム カラフル熱帯魚 跳ねる そんなに 見つめないで♪ 弾けそうな果実に フラフラの太陽 ビキニな水着で パラダイス 胸を熱くする トロピカル あなたと はしゃぎ過ぎて round and round 何て フルーティ 恋の魔法で もっと大胆になりたい♪ あなたと私の パラダイス 海が呼び覚ます 愛のスタイル 輝く ビーチの乙女 ヴィーナス every day and every night I love you ☆ It s all right Hold me tight and let me see your heart 何処までも サンゴ礁 宝島で イルカショー 伝説を ちりばめて 胸に広がる プリズム 魅惑の人魚姫 泳ぐ そんなに 見つめないで♪ 私に似合うかな 色とりどりの花 パラソル広げて パラダイス イルカと波乗り ビッグウェーブ あなたと 眺めるのは sunset dream あふれる 想いが 泡となる前に もっと大胆になりたい♪ あなたと私の パラダイス 海が呼び覚ます 愛のスタイル 輝く ビーチの乙女 ヴィーナス every day and every night I love you ☆ It s all right Hold me tight and let me see your heart カクテル気分で パラダイス あなたにもたれて 愛のスマイル 夕日も 染まるほどに burning heart ピュアな 気持ちで もっと弾けて もっと大胆になりたい♪ あなたと私の パラダイス 海が呼び覚ます 愛のスタイル 輝く ビーチの乙女 ヴィーナス every day and every night I love you ☆ It s all right Hold me tight and let me see your heart all night all right all night all right
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南国発☆パラダイス行き 歌詞:虚構の真実 対応曲;505氏製作type1 あなたと私の パラダイス 海が呼び覚ます 愛のスタイル 輝く ビーチの乙女 ヴィーナス every day and every night I love you ☆ It s all right Hold me tight and let me see your heart 椰子の木が 揺れる街 白い壁が 眩しくて 常夏を 飛び越えて 海に広がる プリズム カラフル熱帯魚 跳ねる そんなに 見つめないで♪ 弾けそうな果実に フラフラの太陽 ビキニな水着で パラダイス 胸を熱くする トロピカル あなたと はしゃぎ過ぎて round and round 何て フルーティ 恋の魔法で もっと大胆になりたい♪ あなたと私の パラダイス 海が呼び覚ます 愛のスタイル 輝く ビーチの乙女 ヴィーナス every day and every night I love you ☆ It s all right Hold me tight and let me see your heart 何処までも サンゴ礁 宝島で イルカショー 伝説を ちりばめて 胸に広がる プリズム 魅惑の人魚姫 泳ぐ そんなに 見つめないで♪ 私に似合うかな 色とりどりの花 パラソル広げて パラダイス イルカと波乗り ビッグウェーブ あなたと 眺めるのは sunset dream あふれる 想いが 泡となる前に もっと大胆になりたい♪ あなたと私の パラダイス 海が呼び覚ます 愛のスタイル 輝く ビーチの乙女 ヴィーナス every day and every night I love you ☆ It s all right Hold me tight and let me see your heart カクテル気分で パラダイス あなたにもたれて 愛のスマイル 夕日も 染まるほどに burning heart ピュアな 気持ちで もっと弾けて もっと大胆になりたい♪ あなたと私の パラダイス 海が呼び覚ます 愛のスタイル 輝く ビーチの乙女 ヴィーナス every day and every night I love you ☆ It s all right Hold me tight and let me see your heart all night all right all night all right
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【仮面】 でした。 「-4」の性質 あなたは男性であっても女性であっても 男っぽいところがあり、そこが魅力でもあります。 いざというときは受身で、さらに直線的な性格なので、 嫌なことを必要以上にまっすぐ受け止めてしまい、ストレスがたまりやすいところもあります。 家族以外の人に対してはどうしてもどこかで壁を感じてしまうかもしれません。 その分だけ、親や身内への強い思いを持っています。 しかし、自分の大切な仲間に対しては、家族を思うようなあたたかい雰囲気で接し、 人を説得するときには粘り強さがみられます。 また、相手の筋の通っていないところを 突然厳しく批判するような面もみられます。 心配性で物事に細かいところもありますが、 根が古風で生真面目なので「頑固」な部分を抑え、 人に親身に接すれば自然と人から愛されるでしょう。 あなたが排他的な雰囲気を出しているときには 態度も口調も冷たく感じますが、あなたをよく知る人は 実はあたたかみのある人であることに気づいているでしょう。 比較的関心ごとがあれこれと広がりにくい分、 関心の強いものに没頭し、深めることができますので、 何か「手に職」というのがむいているでしょう。 恋愛に関しては一途で一直線。深く重くなりがちで、 裏切りに対しては相当なショックを受けてしまいます。 甘えるのは好きですが、あまり自分のことに 干渉されたくないという秘密主義のところもあります。 とくに男性は相手に格好悪いところを見せたくないという気持ちが非常に強いようです。 「-4」にはこんな人がいます 対人関係を内側と外側というようにはっきり区別しているのが4の特徴で、 内側の人に対してはまるで身内のようにあたたかく接するのですが、 外側の人に対しては完全に他人扱い。大きな壁を感じています。 また、理詰めで相手を打ち負かそうとする攻撃的な面も持ち合わせています。 社交的に振舞うのは4の成長によるもの。 しかし、オープンに見せているタイプであっても、肝心な部分は絶対に他人に見せることがありません。 あなたは感情的になると言葉が直線的でキツいのですが、 実は普段の声のトーンは、本質的に受身であることもあり、 相手に対して心地よく聞こえています。 そして、甘えん坊や親孝行者が多いのも4。 また、お金の使い方に関しては、納得すればどんなに高いものでも惜しまず、 思い立ったら今すぐ手に入れたがる半面、普段は1円でも出し渋る細かいところがあります。 4は「高いものは良いものだ」という先入観が強いのです。 あなたの人間関係にはおそらく「3」がいるはずです。 3はあなたにとって気楽な存在なのは、 気難しくなく積極性があり単純でわかりやすいからです。 さらに、あなたと符号の違う「+4」には、 あなた以上にどこか煮え切らない、執念深い感じがするでしょう。
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虚構の回廊ダンジョン 推奨レベル20~ かつては妖精の王国に繋がっていたとされる通路。侵入を阻むために迷宮化しており、幻やまやかし、テレポーターなどの人を惑わすタイプの罠が多い。 踏み入ったものは2度と帰ってこれないと噂される危険なダンジョン。 虚構の回廊 第1イベント 虚構の回廊 第2イベント 虚構の回廊 BOSS 虚構の回廊 アイテム 空欄は未確認 イベント名赤字 失敗すると退場 ボス戦アタッカーは、POW判定 60階以降に行くには「妖精の国の鏡扉」が必要 妖精の国の鏡扉=ジョエルの手紙(20階以外の5の倍数の階)+ミメットの手紙(46階3人)+妖精王国全記録(60階) 第1イベント: 70階妖精王INT480 第2イベント: 22階2人限定 たまに「トロッコ(DEXサポ208)」イベント出現 ⇒クリアするとまれにオリハルコン鉱が出る 第2イベント: 46階3人で行くとたまに「前方に光(LUKサポ184)」イベント出現 ⇒クリアするとたまに「ミメットの手紙」が入手できる 第2イベント: 80階ランダム判定(CHA以外)、全員で400 ボス戦(レジェンド・べヒモス): 1階2人でいくと まれに出現(DEX504)⇒バッジ対応 ボス戦(レジェンド・カオスドラゴン): 69階3人でいくと たまに出現(LUK600) ⇒バッジ対応 ボス戦(レジェンド・フェアリーテール): 77階3人でいくと たまに出現(POW428)⇒バッジ対応 ボス戦(レジェンド・ダークエンジェル): 79階 たまに出現(CHA720)⇒バッジ対応 ボス戦: 80階 CHA600(固定) アクセス解析 虚構の回廊の情報お願いします 名前 コメント すべてのコメントを見る
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放課後⊿恋愛⊿倶楽部 歌詞:虚構の真実 ◆Ks/PopOhaQ 音源:2-304 Type4 A がんばりまっしょい もうすぐ試験だね 何だかんだで どうする? クリスマス B 眠たそうな横顔 ちらり見せて C 可愛いわ ホント♪ でもでも ちょっと 物足りないかな A 放課後から ドキドキ★ハイテンション ちょっと危険な あなたにアテンション B’ 始まりも終わりも あなた次第 合格を目指して 頑張(ラブ)りまっしょい D ラブ☆ラブ 今すぐに [ラブ☆ラブ] 曖昧なんてイヤよ♪ Love me, please. ラブ☆ラブ 今すぐに [ラブ☆ラブ] 答えは オンリーワン A 雪が降る 街中 クリスマス 何だかんだで ラブ☆ラブする予定 B お決まりの台詞で 焦らさないで B’ 教科書に隠れて キスしまっしょい D キス☆キス 今すぐに [キス☆キス] 曖昧なんてイヤよ♪ Kiss me, please. D’ キス☆キス 今すぐに [キス☆キス] 答えは オンリーワン Z 絶対合格 期待のホープ ボーダーラインを 越えて恋 [Yes] 単独トップで リラックス 明日(あす)は ハッピー☆ホリデー クリスマス [Yeah] 人生上手に 恋愛成就 恋愛戦線 最前線 [Yes] 居残り上等 ありがとう いつも 心は ハッピー☆ニューイヤー [Yeah] 絶対合格 期待のホープ ピンチをチャンスに 変えて行け [Yes] 相乗効果で デラックス 明日(あす)は ハッピー☆ホリデー クリスマス [Yeah] 右肩上がりで 急上昇 恋愛指数が 最高潮 [Yes] 究極 求愛 巡り逢い いつも 心は ハッピー☆ニューイヤー [Yeah] D ラブ☆ラブ 今すぐに [ラブ☆ラブ] 曖昧なんてイヤよ♪ Love me, please. D’ ラブ☆ラブ 今すぐに [ラブ☆ラブ] 答えは オンリーワン D キス☆キス 今すぐに [キス☆キス] 曖昧なんてイヤよ♪ Kiss me, please. D’ キス☆キス 今すぐに [キス☆キス] 答えは オンリーワン
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虚構の声 3黒 クリーチャー ─ 天使 3/1 飛行 プロテクション(白) 真理の翼をもぎ取り、手足を縛って牢に入れよ さすれば汝は何物にも阻まれぬ ── 死者の掟、その表象 第14章 第36版の137より。 [部分編集] 《真理の声》のカラーシフト……と思いきやパワー/タフネスが変更されている。 パワーが1高いかわりにタフネスが1低い。といってもプロテクションを活用できればタフネスはほとんど気にしなくていいので、実質パワーが1高いだけ、という感覚でプレイできる。 黒でこの性能の飛行クリーチャーはありえないほど強い。サイクルで計20枚の声があるので、環境に合わせて枚数調整も容易。 最近の白は強力な除去が充実してきている。それらのカードに対抗するためにもこのカードは欠かせない存在となるかもしれない。 サイクル 36版に投稿された黒の天使の、“声”サイクル。それぞれ「ウルザス・サーガ」ブロックの“声”サイクルに対応する。 それぞれ各色に対するプロテクションを持ち、それ以外の能力・コスト等は全て同じ2色色3/1飛行。 フレイバーテキストの『死者の掟、その表象』とはクトゥルフ神話に登場する魔術書『NECRONOMICON』のこと。他にも『ネクロノミコン』や『死霊秘法』などの呼び方がある。 ※ necro=死 nom=掟 icon=表象 下賤の声 ←→ 《優雅の声》 非道の声 ←→ 《道理の声》 暴虐の声 ←→ 《義務の声》 虚構の声 ←→ 《真理の声》 無法の声 ←→ 《法の声》 イラスト (\ \\ /| (\\ //( ((\\ // (^ ( (_ヾヽ ⊂⊃ // (^ (( ( ヾ ) ∧_∧ ----> し し// (-@∀@) \ヽ ( し///ヽ_ノミ つ つφノノヽ (^ し(/// ノ彡 朝ミヽ / ヽ (^ (/(/⌒彡,つ,,, ミ⌒∨\(^ (/ (/
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737 名無しさん@ピンキー sage New! 2008/02/13(水) 04 58 52 ID AeuuYU2o 妹は、僕が大嫌いだ。 だから家にいても話す言葉はない。 いつも我が家は静まり返っている。廊下やリビングには物音一つない。 好きの反対は無関心だとは、よく言ったものだ。 また、僕の家は両親がいない。妹と姉さんの三人暮らしだ。だから僕と姉さんの話し声以外には他に何も響くことはない。 姉さんとの仲は、悪くない。けれど、良くもなかったように思う。 もともと、温和で物静かな人だった。あまり口数が多いわけではなく、あらゆることに対して受身の人だった。 実際、僕は彼女が何かを断るというところを見たことがない。だから、僕と妹のことについて何か言ってくることはただの一度もなかった。 僕はわかっている。 姉さんは、すべてがどうでもいいのだ。 それは、鈍感さや荒事に首を突っ込みたくないという偽悪ではなくて、本当に関心がない、虚無感に似たものだった。 好きの反対は無関心。だとすれば姉さんが好きなものなど、何もなかったに違いない。 しかし彼女は、今年の春に三歳年上の男の人と結婚して、家を出た。 驚いた。 それは結婚相手の男の顔や性格のことではなくて、姉さんが結婚という面倒なことをしたという事実に対してだ。 相手が魅力的だったのだろうか。でもそれぐらいのことで、あの姉さんが面倒ごとを背負い込むとは思えないが。――まあ、どうでもいい。 そして、この家の一番の年長者である姉さんが家を出るということに対しての話題は上らず、あっさりと彼女は家を離れていった。 僕と妹が世にも珍しい光景として玄関に並び、姉さんを見送った時、彼女は一度も振り向かなかった。 そういえば僕はまだ、彼女の歳を知らない。 738 あなたが大嫌い sage New! 2008/02/13(水) 04 59 28 ID AeuuYU2o でも幸い、姉さんの旦那さんは結構な出来た人のようで、男前で仕事の出来る営業マンのようだ。 結婚式の日に一度会っただけだが、すごくよく出来た作り笑いで僕に話しかけてきたのは覚えている。 あれならば、決して間違いを起こさないだろう。姉さんに何か露見するような間違いは。 何かあったとしても、姉さんが夫を責めるようなことはないだろうけれど。 そして、僕と妹は二人きりになった。 二人。 姉さんが出て行った時、妹が七年ぶりに話しかけてきた。 それはあまりに突然のことで、妹の声はこんなにも高音なのかと思ったほどだった。 「ねえ」 「……何」 「あの人、何がしたかったんだと思う?」 「……さあ。家族を、演じたかったんじゃないか?」 「あんなに下手なのにね」 「……この家を離れることと、結婚することどっちが面倒だと思う?」 「さあ」 739 あなたが大嫌い sage New! 2008/02/13(水) 05 00 01 ID AeuuYU2o それから今日までの五ヶ月、まだ一度も会話はしていない。 相変わらず、同じ場所にいたら、ねめつけるような視線で僕を刺してくるし、境界線がしかれているかのように干渉してくることはない。 食事の時間、起床やその他はすべて別々だ。トイレも僕の家には二つあるので、僕専用のものと妹のものとに別れている。 つまり、僕と妹は別々に領している空間が存在するのだ。領域を侵したことはないが、それは禁忌だという暗黙のルールはある。 破ることは決してない。頭に妹が所有している空間は、そこに“ない”ものとして扱うからだ。 ないものに対して破るとかどうとかいう思考は働くはずもない。 不都合がないのだ。 ただ、他人が家にいると思えばいいのだから。敵意はあるが、実害はない。 妹の目を見て僕はいつも思う。 ああ、これが嫌悪という感情なのか。だから姉さんは、家を出たのだろうか、と。 740 あなたが大嫌い sage New! 2008/02/13(水) 05 00 38 ID AeuuYU2o * まひるという名前が嫌だった。 真昼、なんて明るい名前の癖に、私には社交性が微塵もなく、友達もいないからだ。 太陽のような優しさもないし、笑顔を浮かべたことも記憶にあるかないかという程度だ。 別段気にしたこともないけれど、困ったことは何度かある。 大衆に群れて、他人の印象をよくしておかないと色々と面倒なことがあるのだ。 小さなことで言えば、学校でグループを作るときなどにはぶれてしまうし、大きなことで言えば虐めだろうか。 陰湿といわれるほどにされたことはないけれど、靴に画鋲程度なら、何回か。気にはならなかったけれど。面倒だな、とは思った。 教師に相談しようとは思わなかった。もちろんそんなことをすればエスカレートすると考えたのもあるが、何となく煩わしかったからだ。 幸い、一週間もすると標的は別の子に移ったようで、いじめっ子から私の存在はすぐに消えていったようだった。 相談、と頭に浮かんだ時、一人だけ浮かんだ顔がある。 私のもっとも嫌いな人だ。 あの人に相談なんて考えたくもないけれど、迷惑をかけてみたいという意味ではしてもいい。 なぜだろうか。何にでも怠惰な感情が先行してしまう私だけれど、あの人を貶めることについてのことなら、多少の無理は平気でこなせそうな気がする。 そう考えると、なぜかやる気もでる。 いつから私はこんなにも兄が嫌いなのだろうか。 もう、覚えてすらいない。 741 あなたが大嫌い sage New! 2008/02/13(水) 05 01 41 ID AeuuYU2o 「望月さん」 クラスの喧騒の中、私に声をかける男の子。 「何ですか?」 私は抑揚のない声で答える。この人は誰なのだろうか、頭の中を探ってみるが記憶にない。 男の子の精悍な顔が眉の下辺りまで伸びた髪の奥で強く誇っている。よく見れば、背丈も私よりもゆうに高いことがわかった。 「今日、明後日の文化祭のことで話し合いがあるんだ。だから、放課後一緒に四組まで行こうよ」 「何で?」 「え、だって、望月さんかわいいしこれを機会に仲良く慣れたらいいかなって思ってさ」 照れながら頬をかく、高校一年生。 けれど私が何でと聞いたのは、何で私と一緒に行きたいかということではなく、何で私にそんなことを言ってくるのだというものだ。 そう彼に言ってみると、あからさまに呆れて返された。 「何言ってるんだよ。一昨日のホームルームで文化祭の実行委員は僕と望月さんに決まったじゃないか」 右手を腰において肩を下げる。 ため息を疲れても、私には記憶にない。 でも、実行委員を決める会議が昨日行われていたのは何となく、見たような気がした。 742 あなたが大嫌い sage New! 2008/02/13(水) 05 02 06 ID AeuuYU2o ああ、ボーっとしていたので厄介事を押し付けられたのだろう。 全く、この男の子のような人を選んでおいて私が相方になるなんて、クラスや先生たちはやる気があるのやらないのやら。 それともこの人は嫌われているのだろうか。 「ま、いいや。とにかく、放課後残っておいてね」 「わかった」 不満はあったが家に帰ってもやることもない。私は、何となしに引き受けた。男の子が去っていく。 一人になってあたりを見回した。時計が黒板の上にかけられている。もうすぐ昼休みも終わるようだ。 肩にかかった髪を億劫に背中に流すと、今度は窓の外に視線を投げた。 広い校庭に、ジャージ姿の人間が何人か袖の中に手を隠しながら喋りあっている。次の時間は体育なのだろう。サッカーボールを持ってきている人たちもいる。 その中に、兄の姿が見えた。 友人たちと楽しそうに話している。 思えば、笑っている兄の姿を見たのはもうずっと前のことだ。大きな口をあけて、精一杯に不細工に笑う兄。なんだか、滑稽だ。 兄はいつも友達の話にあわせて意味もなく笑うから、こうして眺めているとまるで道化のようで、私には理解できない。 授業開始のベルの機械音が鳴った。もうすぐ授業が始まる。 私は、窓の外を見るのをやめた。 743 あなたが大嫌い sage New! 2008/02/13(水) 05 02 47 ID AeuuYU2o * 学校から帰るのは、いつも僕の方が早い。 僕は受験生ということもあり、授業が早めに切り上げられるからだ。 受験生だからこそ遅くまで授業をするべきでは、と思う人間は塾や家庭教師があるので、彼らにとっても家の校風は気に入られているのではないだろうか。 妹は部活などには入っていないようだ。 大人しそうに見えて、中々運動神経はあるようだから、もし部活に入ってもそれなりに活躍できそうだが、彼女がそういったものに興味を持つことはまずないだろう。 なぜといわれても困るが……何となくそんな気がする。 玄関。 スライド式のドアを空けて家に入る。むわっとした、家の匂いが鼻につく。 別段臭いとかいうものではないが、木の特有の匂いは、まだ新しく僕の神経を撫でる。 一階にある僕の部屋へ行き、まず鞄を机の横において椅子に座った。今日は授業で課題がたくさん出たので早めに済ませておこうと思ったからだ。そうすれば後の時間は自由に使えるはずだ。 これは夜中に勉強をしていると、妹はどうやって気づくのかは知らないが思い切り不機嫌になることがしばしばあるので、身についたことだ。 744 あなたが大嫌い sage New! 2008/02/13(水) 05 03 27 ID AeuuYU2o でも、これはこれでいい習慣だ。おかげで宿題を忘れていくということはまだ一度もしたことがない。 筆箱を出して数学の教科書とノートを出した。何とか理解し始めた数式が目の前に並ぶ。 僕は一度息を吐いて、勉強に取り掛かった。 二時間もすると、大方が終わった。 六時三十分。そろそろ、食事を作り始めなければ。 リビングに移動する。冷蔵庫を開けると、あまりろくなものが入っていなかった。めぼしいものは、キャベツとたまねぎと牛肉ぐらいか。 少し悩んで、ロールキャベツと味噌汁を調理することにした。これならばある程度はおなかも膨れるだろう。妹の分は……まあ、自分で何とかするだろう。 そこでふと思い当たる。まだ妹が帰ってきていない。これは中々珍しいことだ。いつもはどんなに遅くても六時には帰ってきているはずなのに。 僕は―― ① 心配になった ② 遅くなることぐらい、別にたいしたことじゃない。 747 あなたが大嫌い sage New! 2008/02/13(水) 05 07 54 ID AeuuYU2o 【①】 気が向いただけといえばそれまでだ。 僕は妹の帰りがいつもよりはるかに遅く、もうすぐ十一時を迎えようとしていたので何か事故にあったのではないかと考え始めたのが発端だった。 心配にはなったが探しに行っても心当たりはなく、妹の友達なんて全くといっていいほど知らないし、すれ違ってもしょうがないので、大人しく待つことにした。 そもそも、探しにいって万が一見つけられても、何て声をかけていいのかわからないと思ったのが待つことにした理由でもある。 家族としてしかってやればいいのか、兄として優しくしてあげるのがいいのか、それすらわからないのだ。 リビングにテレビの声だけが響く。 まあ、直接優しくなんてできないけれど、料理を作っておいて、書置きでもしておこうか。そうすれば妹が帰ってきたら、食べることも出来るはずだ。 僕の作ったものなんて、食べないかもしれないけれど、そうなったら明日の朝に僕が食べればいい。 今日二回目の夕食の準備に取り掛かった。 そして、一時間後。時計の円盤の針が両方、上に向く。十二時だ。 もしかしたら、今日はどこかに泊まってくるのだろうか。この時間だ。可能性は高い。 となれば、わざわざ僕にいうわけがないので、心配は取り越し苦労だったと自己解決する。料理はラッピングしておくことにする。 すると、どんっ! という音とともに玄関の扉が開かれる音が聞こえた。 妹が帰ってきたのだろうか。玄関に姿だけは確認しておこうと足を運ぶ。また憎憎しげに見られるのがオチだろうけれど。 しかし玄関には、すでに妹の姿はなく、靴だけが残されてあった。何か、あったのだろうか。 階段が重く目に移る。見れば、先には暗い空間。そしてその奥は妹の部屋だ。行くべきだろうか。 748 あなたが大嫌い sage New! 2008/02/13(水) 05 08 26 ID AeuuYU2o そこでふっ、と料理をラッピングしておいたままなのを思い出した。そうだ、これを使おう。 リビングに戻り、簡単にお盆に料理をのせる。ついでに点けっぱなしだったテレビを消し、部屋を出て階段を上る。 一歩踏みしめるごとに木の音がギシギシ鳴って、少しうるさい。そして廊下を登り終える前で止まった。 僕はこれ以上進めない。境界線を侵すことになるからだ。 だから、段の先の廊下にお盆を置いて、横の壁をノックするように二度叩いた。そして階段を下りる。 自室に戻ると、風呂に入ることにした。いつもは、鉢合わせする危険を考慮して、妹が入ってからではないと風呂には行かないのだが、あの様子だと僕が先に入っても問題ないだろう。 僕はバスタオルを取って、再び部屋を出た。 風呂から出て、脱衣所で体を拭いていると、がしゃんという盛大な音が聞こえたので、僕は別段急ぎもせずに音がした原因の場所まで行った。 すると、僕が階段の上においたお盆が転げ落ちており、料理がひっくり返っていた。どうやら蹴り飛ばしたようだ。ご飯は廊下に撒き散らされ、味噌汁はうまい具合にひっくり返っている。周りには味噌特有のにおい。 ある程度予想の範囲内だったので、雑巾を持ってくる。ゴミ掃除をするのは面倒だが、自業自得でもある。盛り付けた野菜のボウルが割れているのを横に避けて、廊下を拭いた。 雑巾の裏に、ご飯粒がびっしりと張り付く。なんだか、虫みたいで気持ち悪い。 次に掃除機を持ってきて小さな破片を吸い込む。ゴリゴリと変な音がする。よく見ると、タイルとタイルの間に挟まってしまった残飯がまだあるようでそれは掃除機では吸えないみたいだ。もう一度雑巾掛けしなければ。 なんとか終わらせてから、手のひらが痛かったので見る。 指の先から血が出ていた。赤い赤い滴。球体になるべく傷口からこんもりと飛び出す、それ。 ――ああ、まるで今の僕みたいだな。 その時、笑いながら思った。
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虚構の王 登場人物 コメント 藤山海里による日本の漫画作品。『月刊コミックジーン』(メディアファクトリー)で、2011年7月号より連載開始。既刊2巻。 登場人物 コロトック:五月女 詩音 むしのさざめき(精神攻撃)必須 コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る